‘2013/02’ カテゴリーのアーカイブ

志賀郷連続自由講座2012年活動記録その3 物部「上原氏」、志賀郷「志賀氏」の古跡をめぐる 2012年10月22日

2013/02/05

明智光秀丹波攻略のころの地域の風の音を聴く・・と題して、明智光秀公研究会8名、志賀郷6名、物部4名、綾部1名 計19名が昼食をはさんで5時間、交流会をしながら志賀郷と物部を巡回しました。
先ずはじめに、8月の向田観音祭りのときに行けなかった観音さまの「元屋敷」(別所町の滝谷)に入りました。観音屋敷跡は上の方にあります。20121022_225838.jpg

  <  この日の日程レジメ>image0.jpg志賀郷の志賀氏のことを探して<仁和町五十年誌>を読んでいたら、仁和町池ノ谷に光秀由来の「今宮八幡宮」があることに気が付き、この日の発表となりました。ささやかながら目覚しい再発見といえましょう。20121019_212236.jpg20121019_212236.jpg

20121023_020658.jpg

物部町下市の城山から見下ろす城下町。 諏訪神社はこの城山の麓に祀られています。このあと西坂町の諏訪神社に参りました。志賀郷町の諏訪神社とあわせて三つの「お諏訪さん」。紋所は梶葉のようです。綾部市全域にほかにも諏訪神社があれば、いつか参りたいと思いました。      (おわり)

 

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

連続自由講座2012年その2  「十三墓」と「みたち池」と「三坂峠」

2013/02/04

2012年9月24日 志賀郷歴史の会、福知山明智光秀公研究会合同で、戦国~天正の歴史舞台を訪ねました。

20120924_132005.jpg ここは史跡「十三墓」です。

 綾部市西坂町笹ヶ鼻(小字鴻巣山麓)       

元亀二年(1571)物部の上原氏が黒井城主赤井直正に攻められ落城  。お城の見えるこの場所で家臣13名が自刃したと伝わる。(昭和30年物部村誌)

 昭和58年に供養塔が建てられたが、現在藤本畜産の敷地内にあるため許可を得なければ見学できません。 現場責任者のご好意で草刈などお世話になりましたが、キイロスズメバチの巣が活動中でこの日は近付ませんでした。

http://fv-ayabe.jp/shiga/2013/03/09/%e3%80%8c%e5%8d%81%e4%b8%89%e5%a2%93%e3%80%8d%e5%86%8d%e8%a8%aa%e3%80%80%ef%bc%88%e7%89%a9%e9%83%a8%e3%83%bb%e4%b8%8a%e5%8e%9f%e6%b0%8f%e8%90%bd%e5%9f%8e%e3%81%ae%e5%8f%b2%e8%b7%a1%ef%bc%89/

           

   20120730_053615.jpg ここが綾部市鍛治屋町「みたち池」、「昔お姫様が三坂峠を越えて逃げてきたが追手に討たれて、その時に使われた血刀を洗った池」 「身を断つ、身を絶つ、あるいは御太刀」と、地元では二説ある、と古くからの村の住民が話されました。「三坂峠」へ続く、集落の路傍にある小さな水面。古くからの水源としてコンクリートで保護されている。

20120924_134710.jpg

普門院の裏山続き。石段を上がると稲荷神社が祀られています。「昔は飲み水として汲みに行った」「池の石が赤くてこわかった」と子供時代のお話。

「みたち池」の故事は<佐賀村誌>1995年に詳しい。永禄二(1559年)戦国時代の物部と報恩寺の城主たちの裏切りの物語に巻き込まれて自らも行き場を失った「奥方」のゾッとするような悲劇とおもわれる。

このあと、みたち池脇の道をたどり民家の横から福知山市報恩寺へ、山越えの「三坂峠」へ登りました。一時間足らずで「三坂女臈の碑」のある頂上に着いた。「明和六正月二十三日南無妙法蓮華経」の石碑は1769年片岡氏が供養のために建てたとの文言を記す。20120911_045406.jpg

::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

 

2012志賀郷連続自由講座の記録その1  「向田かんのん」と明智光秀

2013/02/02

ブログとは何か 少なくとも記録の一種 ・・と思うので今ごろで恐縮ですが2012年の志賀郷連続自由講座の活動を順次記録します。http://fv-ayabe.jp/shiga/2012/03/18/%e3%82%a2%e3%82%b9%e3%83%91%e3%81%a7%e3%81%ae%e4%bc%9d%e6%89%bf%e4%ba%a4%e6%b5%81%e5%b1%95%e8%a6%a7%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%83%81%e3%83%a9%e3%82%b7%e3%81%a7%e3%81%99/

2012年8月17日(金)「むこだ観音」の日 午後4時~9時半  福知山明智光秀公研究会を迎えて

20120807_035454.jpg 「むこだかんのん」は夜祭です。火文字と観音踊りを準備して、夜の聖観世音菩薩のご開帳をお迎えします。

志賀郷農協前で歓迎の挨拶(梅原代表)

20120818_040430.jpg

 

 

 

 

 

20120818_043052.jpg

 

ここは別所町の熊野神社の境内。舞堂です。右上の細長い部分は義太夫席です

現存するのはめずらしい。(と川端二三三郎先生が解説されました。)

20120818_042910.jpg

境内で芝居が興行された時の背景の屏風もよく保存されています。これは「千畳敷」という絵。

同じ絵師の背景画が向田観音の舞堂にも数種残っています。

 

 

 

20120818_044235.jpg20120818_044235.jpg

ここは別所町の願成寺。無住のため普段締め切っています。

熊野神社の神宮寺で、明智光秀軍に激しく抵抗したと伝わる。

願成寺滝谷の観音像を戦利品として持ち出したのが光秀の家来の「岡部山城守」。向田で休んだところ、この観音像が動かなくなって山城守も金縛り。そのままその場にとどまって土着して観音様をお祭りしました。というのが向田観音の由来です。

 

20120818_072413.jpg

公民館で勉強会です。

綾部市大島町自治会長さんより、大島町に伝わる能楽の名家「梅若太夫」の伝承について伺いました。

梅若太夫の中にも明智光秀に従って合戦に参加した人々がいたとのこと、当時は武芸一体だったんだなあ・・

農民も刀を持つ時代。武家と農家は交代自由の時代・・

この日のスケジュールはすごくハードでした。上記以外に「篠田町の薬師さん」、七不思議の「しずく松・ゆるぎ松」、公民館に保存されている「しずく松の皮」などあちこち案内しました。

志賀の七不思議に出てくる二本の松の伝説は、明智光秀伝説と二匹の蛇のようにからまって、ややこしい。無理やり切り倒されて福知山城の棟木になって運ばれていった。いま向田の森に生えている松は三代目です。

「篠田の薬師さん」も、じつは別所の願成寺から持ち出されたもの、という話がこの見学をきっかけに明るみに出ました。「観音さんは向田へ、薬師さんは遅岫へ」参られたって・・「願成寺文書」に短く書いてありました。篠田の村の薬師堂は八重坂峠の出口にまっすぐに向いています。

「むこだかんのん」の盆踊りは、一定の時刻(昔は深夜12時今は9時頃)に「観音踊り」が奉納されますが、この奉納踊りが福知山音頭の16手のうちの6手にそっくりそのままです。素朴な向田かんのん踊りが福知山音頭のルーツではないかなと私はずっと思っていますがどうでしょうか。という話を、この夜もいいそびれてしまった。             (おわり)

 

ブログとは何かについて:  ブログとは日記のようなもの、書きたいことを日記のごとく気楽に書き続ければいいなんて誰が言ったのか、何で日記を公開するの?変ねえ、とずっと感じていました。 日記とは後から書くものだから、少なくとも「記録」といって欲しかったわ。 記録と宣伝と社交とを一度にするためにはどうすればいいのでしょうか。多分ひとりの私ではこのようなブログ作成では、やりきれないと思います。紙のチラシ、ポスターも必要、同時に、訪ねていってお顔を見て話して進むのが私達の地域活動の姿ですから。

今の私にはこのネット社会こそ不思議の塊ですわ。「ネットの国のアリス」というのあったら教えてよアリス。 ルールとかエチケットとかも一緒に、おねがいよアリス。                    2010.10.31記

http://fv-ayabe.jp/shiga/2010/10/31/%e5%bf%97%e8%b3%80%e3%81%ae%e4%b8%83%e4%b8%8d%e6%80%9d%e8%ad%b0%ef%bd%8e%ef%bd%8f-%ef%bc%96%e3%81%a8%ef%bd%8e%ef%bd%8f-%ef%bc%97%e3%80%80%e3%81%97%e3%81%9a%e3%81%8f%e6%9d%be%e3%81%a8%e3%82%86%e3%82%8b/

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::