‘2011/09’ カテゴリーのアーカイブ

大餅喰い(市原峠)を越えて三土市へ行こう!募集中!

2011/09/18

image0.jpg10月15日(土) 大江町市原谷→綾部市西方町→志賀郷手作り三土市会場まで、全行程8キロの初めての広域・峠ウォーキングです。 

市原峠とは、福知山市大江町・市原谷~綾部市西方町を結ぶ山の中の古道です。
 ふるさとの山、いにしえの生活道を踏みしめて、身近な郷土の歴史・生活を再発見し、失われつつある地域の絆を再生させたい。
まぼろしの峠歩きにふさわしい足元、杖などご用意ください。

市原谷に駐車場所はありません。下記の二ヶ所からバスが出ます。どちらかを利用して市原谷へ移動してください。乗車定員は事前申込先着順です。

 ①KTR大江駅前8:30発

 ②綾部市役所前8:00発

午前9時市原峠出発→10時半西方奥→11時藤波神社→12時三土市会場

午後2時ごろまでに三土市で自由解散、会場付近からJR綾部駅まで毎時公営バスの便があります。(福知山経由で大江駅まで戻れます)

峠のモチ食い合戦、峠を越えた「最後の忠臣蔵」寺坂吉右衛門の物語など、2キロの峠越えで実感していただきます。寛政の古地図の上の市原峠は十七丁(1,8キロ)「志賀郷の九つの峠を歩いて調べる会」が先導・ガイドします。

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三土市まで街道を一里半(6キロ)、途中藤波神社で休憩。旧暦元旦に白い藤の花の咲く「藤の宮」の物語を、七不思議ガイドが語ります。(ガイドデビュー)

参加費500円(バス、傷害保険、ガイド、資料他)。 昼食、飲み物は各自準備してください。

中学生は保護者と共に参加できます。予定人数40名。9月末日まで受付。希望者はお名前、住所、連絡方法をお知らせください。

<申し込み先>電話かFAX (0773)49-0331 Eメール: naoko.the.second@zeus.eonet.ne.jp

        

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大餅喰い(市原峠)を整備しました

2011/09/05

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峠の復活は歩くことによって復活するのだ、とはいっても歩くためにはある程度の足場が必要。

8月28日朝、「志賀郷の九つの峠を歩いて調べる会」から5人のメンバーが足場作りに汗を流しました。DSCF2047.JPGDSCF2045.JPG 

10月15日に予定の広域古道、峠越え「大餅喰い(市原峠)を越えて三土市へ行こう!」の準備です。

国民文化祭連携活動の一環、志賀郷連続自由講座のこの秋のメインプロジェクトです。DSCF2021.JPG

峠を越えて三土市まで、途中の藤波神社では、「志賀郷の七不思議」のトップ、元旦に白いフジの花の咲く藤の宮の物語を、ふしぎガイドが語ります。

大江町「市原谷」から峠を越えれば志賀郷の奥、西方町

2011/09/05

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由良川右岸、大江町市原谷は峠を越えて綾部市西方町に往来がありました。市原谷ではこの山道のことを「大餅喰い」と呼びならわしています。毎年正月になると市原谷に双方の若者が集まってモチの大食いを競った。なぜかいつも勝つのは西方勢・・くやしがった市原谷勢は・・とつづくDSCF2005.JPG昔話。

村人の往来が絶えてから幾年月、この道はまぼろしの峠となりました。と言えばロマンチックですが現実はこんな感じ、ありふれた植林の道になってしまった・・・しかし、やはりどこかにただよういにしえの記憶、人々の思い出の道です。

元禄15年、赤穂浪士の討ち入り後ただ一人首尾を報告する密命をうけて江戸を離れ、豊岡までの途中ここ市原谷をめざした最後の忠臣蔵・寺坂吉右衛門の面影も、ここ志賀郷の峠のどこかに残っています。

「多分、江戸から京、山家から横峠を経て、志賀郷に入り、市原谷の当主芦田与右衛門為直を訪ねて、峠を越えていったと思われる」というのが、私達のシナリオです。今21代を数える芦田家には大石内蔵助の若いころの手跡が残されていると聞きます。元禄15年当時の当主為直は大石内蔵助の妻リクの実弟でした。

 

 この峠を越えて志賀郷の「三土市」まで行けませんかねえと大江町の友人からオプションがあった時、「歓迎します。大丈夫ですよ」と、今の志賀郷の人ならば必ずするお返事を、私もしました。(自然に口から出た)

この写真は、8月16日大江町側と志賀郷側の4名で現状の下見をした時のものです。随行した私のずり落ちそうなところが何ヶ所かあってそのたびに大声を上げてアッピールDSCF1999.JPGお陰さまで8月28日峠歩きのメンバー5名が峠道の整備に着手。まぼろしの峠がだんだん現実になりました。

(市原谷に通うもうひとつの道「岳峠」はまだ幻のままですけれど。人々の記憶と、絆はどの峠にもまだ息づいています。)

 

 

 

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