志賀小学校4年生が「向田かんのんさんのひみつ」を熱演
2014/12/0710月19日(日)由良川元気サミットの舞台で熱演した4年生9名 ナレーター、演出、脚本は担任の由良みどり先生 (以下の脚本は抜粋)
出演: あけちみつひで公、おかべやましろのかみ、 その家来、 村人たち、 むこだのかんのんさん
明智光秀: 岡部やましろのかみよ、まことによくやった、褒美を使わそう。別所「願成寺」の滝谷に、たいそう美しく、りっぱな観音さまがあるという。それを褒美に使わそう。大切にするがよい。
岡部山城守: ははあ、ありがたきしあわせ。さっそくわが領土まで運ぶことにいたします。
ナレーター:こうして明智光秀公の命により、観音様は別所滝谷から運び出されることになったのです。そして、向田の長福寺までやってきました。
観音様:私は、滝谷の観音です。長い間この地の人たちを守り続けてきました。私はこの地から離れたくありません。
家来たち:やましろのかみさま、観音様が動きません、どうしたことでしょう。うーん、どうしたら・・・
山城守:うーん、おかしい。 おや、身体がうごかない。どうしたことだ。
観音様:やましろのかみよ、わたしは、このあすすぎのさとから離れたくありません。この土地は自然豊かでとても良いところです。人々もやさしく平和に暮らしています。わたしはこの土地が大好きです。ここから離れたくありません。
岡部山城守:皆のもの心配するな。観音様はこの土地をすばらしいと言っておられる。離れたくないそうじゃ。われわれもこの土地で暮らすことにしよう。
ナレーター:こうして観音様は、向田の長福寺におかれることになりました。やがて、観音様がおられる長福寺の裏の山から清水が湧き出しました。その水で目を洗うととても良いといううわさが広がりました。多くの人が目を直そうとこの寺に参るようになりました。
村人たち:ねえ、みんな、ここの観音さまって目にごりやくがあるらしいよ、知ってる? えっほんとなの?わたしもぜひともごりやくにあずかりたいわ。みんなでお参りしましょうよ。 それに今日は、8月17日、観音様がご開帳されるらしいよ。ぜひ、観音様のお姿を見に行きましょう。あっ、観音踊りがはじまるよ。みんなで踊りに行きましょう。