「十三墓」再訪 (物部・上原氏落城の史跡)
2013/03/09昨年秋、史跡「十三墓」を訪ねた日はキイロスズメバチの巣に阻まれて近寄れなかった。
このたび改めて案内を得て、お参りしました。
竹やぶの中に、かすかに残る盛り土の跡が
13ヶ所、眼光するどい人にはみわけることが
できます。
下市の城山(物部城)が牛舎の屋根の向こうに見える。
元亀(げんき)二年(1571)物部城の上原右衛門少輔は氷上郡黒井城主赤井直正に攻められて落城、家臣13名が城の見えるこの場所で自刃したと伝わっていた。昭和58年(1983)この地で、牧場畜舎を拡張工事中に盛り土をした墓らしいものを多数見つけ、綾部市教育委員会に報告。調査の結果、伝承の「十三墓」であることを確認した。(公民館報、村誌、市史による)
なお現在、甲蹄疫予防のため敷地内立ち入りには牛舎
の許可が必要です。