志賀郷の九つの峠を歩いて調べる会について
2010/04/26
舞鶴市久田美から久田美峠をめざす。(2009.10.11)
「峠は歩くことによって復活するのだ」と久田美の友人が言われました。
昨年2009年11月7日、倉橋喜八氏を代表に設立された通称「峠歩きの会」、正式名称は「志賀郷の九つの峠を歩いて調べる会」は、設立直後から、瞬く間に会員が増えました。内外の会員は今30名を超えます。
内久井町奥山の「登尾峠の道しるべ」を学習しています。(2010.3.29)
志賀郷の九つの峠の多くが昔の丹波と丹後の国境の峠道です。いまは、綾部市・舞鶴市・福知山市の3市に続くいわば広域の道です。でも、誰も通らなくなって久しい幻の道、歩かなければそのうちに本当に消えてしまう山の道です。
文化遺産としての峠を探索し、奥山に残る村人達の生活の記憶を復活させ、人々が立てた道しるべなどを調べ、保全する活動が今、求められています。
峠や尾根で出会う奥山の自然の、楽しさ、美しさそして不思議な懐かしさを大切にしたい。
峠の尾根で出会う自然は楽しい。(2009.10.11)久田美峠~陣屋岳を縦走中