登尾太鼓会の誕生


奥山に桜の植樹が始まった頃、地域に女性ばかりの太鼓グループが誕生していました。
ほとんどが、40代、50代、60代で生まれて初めて撥(バチ)を握ったという異色のグループでした。
昔から、太鼓の音を好む女は多かったのです。伝統的には男のものである太鼓を、女も打ってみたいという望みが、地域で実現した、明るい動きでした。

「太鼓を打つ者も少なくなって、子供も打たなくなっていたのに、こんなに大勢の婦人会の人が太鼓をしてくれるなんて、うれしくて、ねむれんかった」と、喜んで先生になってくださる方が、地域にお二人もおられたのです。本業は大工さんと瓦屋さん、お二人とも伝統ある「綾部太鼓保存会」の古くからの会員でした。

1993年11月23日、初めての桜植樹の日
奥山の行き止まりの府道で、習ったばかりのリズムを打つ。
峠の向こうへ向けて、打つ。
演目は、「あやべ太鼓」と「登尾太鼓」。
グループの名前は「志賀郷登尾太鼓会」。

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