08th 11月 2010
「ぬか釜勉強会」開催風景です。
10月の勉強会テーマは「ぬか釜」。
里山ねっとの米塾で取れた新米を使って、ぬか釜で美味しいご飯を炊きました。
この「ぬか釜」というのは、薪でなくもみがら(籾殻)を燃料として炊飯する道具で、
北陸地方でかつて使われていたそうです。
「ぬか」というと、粉状になった茶色いあのぬかを思い浮かべますが、
「ぬか釜」のぬかは、実はもみがら(籾殻)のことです。
これは北陸地方の方言で、「もみがら」のことを「ぬか」いうそうです。
さぁ、勉強会始まりの挨拶を簡単に済ませ、ぬか釜勉強会のはじまりはじまり。
今回は、綾部に移住されて農業をされているご夫妻や、京都の大学生など、
年代も出身も違う方が集まってくだいました。
では、さっそく調理開始です。
まずはお米を研いで、水を吸わせるために1時間ほど置いておきます。
待っている間に、浅漬けとおかず味噌作りを行ないます。
みなさん、もくもくと野菜を切っていただいています。
「料理はあまり得意じゃないんです・・」という参加者の方の一言に、思わず笑顔がこぼれました。
浅漬けは2種類、大根と人参の浅漬けと、大根と大根葉とラディッシュの浅漬けです。
大根と人参の方は一晩つけた方が美味しいので事前に用意しておき、もう一方を作っていただきました。
これは、頂き物のまこも。
おかず味噌用です。
他の野菜も細かく切って、今回は無水鍋を使用して重ね煮にします。
陰陽の順番に重ねた野菜の上に小畑味噌をぬって、蓋をします。
そして着火。
このまま弱火で約40分待ちます。美味しくなりますように。
調度良い具合に水を吸ってくれたお米。
では、いよいよぬか釜の火入れです。
まず、燃料のセット。
袋に入っているのは、もみがらです。
丸い筒釜の中には一回り小さな円筒があり、その周りにもみがらを入れていきます。
その中心部に火を付けると、次第に周りのもみがらに火が回る、という仕組みです。
着火。
火がうまく回ったら、お釜を乗せます。
ぬか釜の弱点は、風。
なるべく風を受けないように、今回は一輪車で厳重に囲いました。
隠れてます。
待ち時間の間に、わらを活用したBBQにも挑戦です。
こちらは、もみがらを使った焼き芋です。
朝一に仕込んでおいたさつま芋が、中に沢山埋まっています。
さて、蒸らし時間も含めて待つ事40分。
じゃーん。
うまく炊き上がりました!
おかず味噌も出来上がり!!
浅漬けもうまく漬かり、BBQも豪華に並んで、さてさてお楽しみの時間です。
感想を言うのも忘れ、夢中で食べてしまいました。
どのおかずも美味しかったけれど、白ご飯に勝るものなし、です。
食事の後は、参加者の方とスタッフも混ざって、それぞれ行なわれている活動のお話なども伺えて、
ゆっくりと交流の時間になりました。
嬉しいつながりの出来た勉強会となりました。
(イシウラ)
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